学力は遺伝!?

学力は遺伝するのか?

学力は遺伝的要素と環境的要素の両方が影響します。研究によれば、学力や認知能力は遺伝的な要素によって一部影響を受けることが示唆されていますが、それが全てではありません。今まで1000人以上の生徒を教えてきましたが、むしろ大事なのは環境的要素だと思います。

環境的要素としてあげられるのがまずは教育環境です。 質の高い教育や学習機会は学力を向上させる重要な要素の1つです。家庭環境や親子関係も学力に影響を与えることがあります。例えば、親の読み聞かせや教育的なサポートがあるかないかはとても重要です。適切な栄養や健康的な生活習慣も、学力に影響を与える重要な要素です。若い夫婦にありがちな、夜中に連れまわされている幼子を見ると胸が苦しくなるのは私だけでしょうか?最後に、社会的環境も大事な要素の1つです。 同じ学校であっても、クラスや友達の環境が学力に影響を与える場合があります。周りが大学進学を目指す環境であれば大学進学を自然と目指すものです。

学力を上げたいのであればまず環境を変えましょうが私のモットーです。でも多くの人は塾に通うことで環境を変えおわったと思っています。環境を変えて意識が変わらなければ意味がありません。意識が変わるよう環境を絶えず変え続けることが必要です。「家で遊んでばかりいる」のであれば遊ぶものが制限されている環境を用意しましょう。「宿題すらしない」のであれば宿題をしない原因となっているものを制限しましょう。このような試行錯誤のはてに勉強の優先順位が上がり「勉強してから遊ぶ」という意識づけができてきます。今までの習慣を変えることは至難の業なので根気よく接していきましょう。

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