入試制度改革

鹿児島を見下ろすイメージ図

 

公立高校が「単願制」から「複数志願制」になったら?

先日、石破首相が公立高受験制度の見直しを指示しました。詳細はコチラ

今すぐ導入されることはおそらくない(鹿児島は新制度には消極的な県なので)と思いますが、複数志願制が導入されたときに慌てないで済むように今のうちに考えておきましょう~!


◆ 複数志願制とは?

従来のように、第一志望校に1校だけ出願する「単願制」とは異なり、複数の高校を志望順位をつけて出願できる制度です。たとえば、第一志望校が不合格でも、第二志望校の選考に回るチャンスがあります。


◆ 保護者が知っておきたいメリット

① 精神的な余裕が生まれる

一度の受験で将来が決まってしまうという重圧から、子どもたちを少し解放することができます。「全滅するかもしれない」という不安を軽減できるのは、大きなメリットです。

② 挑戦する姿勢を後押し

「滑り止め」が制度として用意されていることで、今までなら諦めていた難関校にも「まずは挑戦してみよう」という前向きな気持ちが芽生えるケースも増えると考えられます。

③ 学校選びの幅が広がる

複数志望が可能になれば、学力や通学距離に加えて「校風」「部活動」「進路指導」など、多面的に学校を比較・検討しやすくなります。進学後のミスマッチも減少するかもしれません。


◆ 注意が必要なデメリット

① 「なんとなくの志望」になりやすい

選択肢が広がる一方で、志望動機が曖昧になりがちです。「どこかには受かるだろう」という気持ちが働き、かえって受験勉強への緊張感が薄れてしまう可能性があります。

② 高校選びに“序列”意識が強くなる懸念

第一志望・第二志望と順位をつけることから、「うちはここで妥協した」「あの子は上を狙った」といった比較意識が保護者同士の間でも強まる恐れがあります。

③ 合否判定が複雑になり、保護者の理解も重要に

合否の仕組みが複雑化すると、受験戦略にも知識と判断が求められます。塾や学校としっかり連携し、保護者の皆様も情報を正しく理解することが、今まで以上に大切になります。


 

 

◆ 敬進塾では…

制度がどう変わっても、最も大切なのは「目の前の子どもにとって、どんな進路が最適か」という視点です。また合格は努力の果てに勝ち取るものであるという視点も忘れずに接していきたいものです。

敬進塾では、受験制度の変更に関わらず、一人ひとりの進路と真剣に向き合い、


・複数志望制に対応した進路設計
・各志望校への的確な対策
・保護者との定期的な情報共有

を通じて、安心して受験に向かえる体制を整えてまいります。


ご家庭での進路相談にも、いつでも対応しております。お気軽にご相談ください。